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STORY:チャンピオンカレー 南 恵太社長 -自社経営幹部の伴走相手として経験豊かな複業人材を活用。実感した大きな「変化」とは-

協働日本で生まれた協働事例をご紹介する記事コラム「STORY」。

プロジェクトに取り組むパートナー企業の方と、プロジェクトに参画する協働プロをそれぞれお招きし、協働日本がどのようにプロジェクトを推進しているのか、インタビューを通じてお話を伺いました。

今回は、株式会社チャンピオンカレー 代表取締役社長 南 恵太氏と、同社への伴走型メンタリング支援を行っている協働プロの小谷 克秀氏にお越しいただきました。

金沢カレーの元祖でチャンカレの愛称で親しまれている「カレーのチャンピオン」。運営する株式会社チャンピオンカレーは、北陸3県を中心に店舗展開。金沢カレーの発祥の店として全国にファンを持つ、石川県を代表する企業の1社です。

現在、協働日本がお取り組みさせていただいている、チャンピオンカレー経営幹部の方々への伴走型メンタリング支援。

その取り組みのきっかけや、支援を通じて生まれた変化について、お二人にお聞きしました。

さらには今後の複業人材との取り組みの広がりの可能性についても、南社長に経営者の視点からメッセージをいただきました。

(取材・文=郡司弘明)

Web会議サービス(Zoom)を用いて南氏、小谷氏へインタビューを行いました。

短期間で大きな変化を実感した研修プログラム

ーー金沢カレーお馴染み、「チャンカレ」の愛称で親しまれている「カレーのチャンピオン」を運営する、株式会社チャンピオンカレーの南社長にお話を伺います。
ーー本日はよろしくお願いします。まずは協働日本と取り組むきっかけについてお聞きしてもよろしいでしょうか?

:よろしくお願いします。きっかけは、金沢の企業の経営者や経営幹部を集めた「Workit」という人材育成育成プログラムにチャンピオンカレーとして参加したことでした。

小谷:「Workit」は、金沢で数多く宿泊施設を運営している株式会社こみんぐると協働日本が共同開発した、短期集中型で経営課題に向き合うという「合宿型研修」プログラムで、金沢の企業の経営者や幹部候補を主な対象にしております。

以前、協働日本のインタビューでもお話したのですが、私も実際に講師役として参加し伴走支援させていただいています。

:もともと繋がりのあった知人に、Workitをご紹介頂きました。

ちょうど会社としても大きな取り組みを考えているタイミングだったこともあり、よい機会だと考えて役員メンバー3名と共に参加しました。

短期集中型で経営課題に向き合うプログラム「Workit」
ーー会社としての大きな取り組み。それはどんなことだったのでしょうか。

:それまで創業一族しか経営層にいなかったのですが、当時、一族以外の自社社員をはじめて役員登用したタイミングでした。

新たな役員メンバーには、社としても大きな期待を寄せています。

そこで彼らにはぜひ今後、経営層との共通言語となる「事業横断的な考え方」や「経営者視点」を深めてほしいと考えていましたが、あまり社員数の多くないこともあり、なかなか社員への研修機会を設けることが出来ていませんでした。

小谷氏は「Workit」の講師役として2泊3日の合宿に伴走
ーー実際に研修へ参加してみていかがでしたか。

:参加した研修は三日間で、実際に会社への新規事業提案まで形作るというものでハードな内容でしたが、研修を終えた彼らの様子を見て驚きました。

経営的な視点や、事業の捉え方など、短期間ながら大きな変化が生まれていました。

小谷:研修では、2泊3日という限られた時間の中で、課題の深堀りからフィールドワークまでを徹底的に行いました。最終日の三日目には参加企業の経営者に対して経営や事業に関する提案を実際に行うため、参加者はもちろん、講師も真剣勝負です。

事業開発に必要な足腰を鍛え、経営者に近い視座をみなさん獲得して帰っていきます。こういった経験は、普段の業務ではなかなか獲得できません。

南社長が、参加した役員の方の変化を感じていただけたのであれば、講師としても大変嬉しいですね。

ーーなるほど。その後どういった経緯で、伴走型メンタリングの取り組みがスタートしたのでしょうか?

南:参加した役員の変化を実感したこともあり、取り組みがこの研修単発で終わるのはとてももったいないと感じました。

そこで、参加した3名のメンター役という形で、3日間の研修で講師として伴走してくれていれていた小谷さんに引き続き伴走をお願いしました。

小谷:3日間という短期間で、実際に社長に新規事業提案を出さなくてはいけないのですから、参加者にとっても、ものすごいプレッシャーのかかる研修ですよね。

講師役として、研修を設計・運営していた私にとってももちろん責任は重大でした。

だからこそ、研修を終えてからも今後も継続的に支援を、とお声がけいただけたのは大変光栄でした。

伴走型メンタリングを通じて、社員が事業を多角的に見れるようになった

ーー伴走型メンタリングを通じて、どのような変化が生まれましたか?

南:小谷さんには、定期的に弊社の役員人材3名のメンタリングをお願いしています。

まだ始まったばかりではありますが、実業に対する課題感を持った上で、壁打ち相手を務めてもらっているので1回あたりの内容がとても濃いと感じています。

メンタリングをお願いしている役員は、それぞれ別領域・別事業を担当しているのですが、最近では3名とも以前より事業を多角的に見れるようになったと変化を感じています。今後もさらに期待しています。

ーー小谷さんは、具体的にはどのような頻度、内容でメンタリングを行っているのですか?

小谷:メンタリングは約2週間に1回の頻度で行っています。毎回1時間のミーティングでは、直面している課題の分析を行ったり、課題を整理・棚卸ししながら、一緒に戦略や戦術を考えています。

:メンタリングを通じて、貴重な外からのナレッジを取り込めています。

自分たちではなかなか気づけない視点を持ち込んでくださることも多く、ありがたいと感じています。

小谷:私はこれまでのキャリアの中で、経営者の右腕として働く経験が長かったこともあり、思考を言語化することやモデル化することには自信がありましたので、そういった強みを活かせているのかなとも思いますね。

取り組み企業の一員になって向き合うからこそ生まれる信頼

ーー小谷さんが、メンタリングの中で心がけていることはありますか?

小谷:特に心がけていることは、私もチャンピオンカレーの一員として関わることです。

外部の人間としてメンタリングするだけでは本質的な課題はなかなか見えてこない。自分も同じく会社の一員だと言う想いを持って飛び込んでいくからこそ、本当の意味で皆さんをサポートできると考えています。

チャンピオンカレーという会社の体制はもちろん、社員の皆さんの顔も頭に入っていますよ!

:小谷さんはそこがすごいと思います。

弊社の事情をしっかりと理解したうえで、壁打ち相手を務めてくださっている。だからこそ、信頼してお任せできています。

メンバーが抱えている抽象的な課題もひとつひとつ言語化しながら進めてくださっており、研修とは違う実践的な内容でメンタリングを組んでくれています。

小谷氏は実際に カレーのチャンピオン 店舗にも足を運んだ

人材育成に課題を感じている地方企業は多い

ーー近年では、IターンやUターンという形で、地方企業が優秀な人材を獲得する事例も増えてきています。一方、地方企業ならではの人材育成の課題はありますか?

:はい、貴重な人材をどうやって育てていくのかは、多くの地方企業の課題だと思っています。

優秀な人材を獲得することが出来たあとも、即戦力として事業に向き合ってもらいながら、日常的に視野を広く持ってもらったり、視座を高めるような時間を作るのはとても難しい。

そのため、小谷さんのような経営者とのビジネス経験が豊富な複業人材に、メンターとして伴走してもらうような取り組みは、ぜひ一度試して見る価値があるのではないでしょうか。

実際に小谷さんには、ミドルマネジメントをする人間の心構えといった点なども伝えてもらっています。やはり、経験から出てくる言葉はメンタリングを通じて彼らの刺激になっているようです。

ロジカルな部分だけでなく、事業そのものを彼らの中でどう位置づけるのかというマインドセットのようなものは、誰もが教えられるようなものではないのでありがたいですね。

日々、目の前の業務に向き合う日々の中で、どのように人材育成を育成するかは重要な課題

自律分散的な働き方が広がるからこそ「信頼」が大切になってくる

ーーこのような複業人材との取り組みは今後、どうなっていくと思いますか?

南:経験豊かな人材と複業という形で取り組みができることに、可能性を感じます。

小谷さんには複業としてスポット的に稼働して頂いていますが、小谷さんのような方を従来のような形で雇おうとすると、コストが折り合わないことも多い。

今はオンラインで、場所を問わずに繋がることができます。今後は優秀な人材に、条件付きの中で事業をサポートしてもらうことがもっと当たり前になっていくのではないでしょうか。それぞれがアライアンスを組んで、自律分散的にチームで働く社会になっていくと思います。

だからこそ、信頼性というものが非常に大事になってくるとも思います。もちろんその人が持つスキルも大切ですが、その人がどういうマインドセットで取り組んでくれるのかが重要です。小谷さんとのお取り組みを通じても実感しました。

ぜひ協働日本さんには、熱い想いを持った、信頼できる優秀な人材のプールになっていただきたいと思います。

ーー本日はインタビューへのご協力、ありがとうございました。

:ありがとうございました。

小谷:ありがとうございました。

協働日本では、直接事業に関連したマーケティングや販促等のご支援だけでなく、人材育成といった観点でも伴走型支援をご提案可能です。

ご関心ある地域企業様は、お気軽に協働日本にお声がけください。

写真:山岸政仁(フォトデザイン・カンパニー)

南 恵太 Keita Minami

株式会社チャンピオンカレー 代表取締役社長

1985年石川県生まれ。米カリフォルニア大サンディエゴ校経済学部を卒業後、2009年に大和総研に入社。

東京都内の外食企業などの勤務を経て13年1月に家業であるチャンピオンカレーに入社。16年10月から3代目の社長に就任。

小谷 克秀 Katsuhide Kotani

(株)プロゴス 営業本部 マーケティング営業部 部長


大学卒業後、(株)パソナにて金融系大手法人営業・営業企画に従事。
楽天(株)にて楽天市場出展店舗向けの事業企画・事業開発を担当。
エン・ジャパン(株)にて新規事業開発・アライアンス戦略に携わる。
ランサーズ(株)にてセールス&マーケティング事業担当執行役員を経験。
その後、(株)レアジョブ プロゴスマーケティング営業部長を経て現職。

専門領域
新規事業開発、事業運営、事業企画、営業企画、新規事業担当者育成

人生のWHY
「天職創造」

協働プロの小谷克秀氏も参画する、協働日本事業については こちら

小谷氏が協働日本事業に対する想いを語った過去インタビューはこちら
VOICE:協働日本 小谷 克秀氏 -協働を通じて地域企業の「新規事業」に向き合う-

VOICE:協働日本 浅井南氏 -「地方だから」を魅力に変える!チームで実現する協働の形-

協働日本で活躍するプロフェッショナル達に事業に対する想いを聞くインタビュー企画、名付けて「VOICE」。

今回は、協働日本にてWebマーケティング、特にネットショップやECサイトの運営支援を通じた支援を専門にしている浅井南氏です。

ベンチャー企業にてWebデザイナー・ディレクター・ECサービス事業部長を務め、鹿児島県を拠点にして、EC・Webサイト制作・支援をこれまで10年以上手掛けてきた浅井氏。現在は、よろず支援拠点コーディネーターとしての活動のほか、鹿児島市ICT推進委員としても活躍しています。

協働日本を通じた取り組みと、取り組みの中から生まれた変化について、これまでのキャリアの軌跡や、協働日本の今後の可能性にも触れつつ語りました。

(取材・文=郡司弘明)

地域の魅力を発信していくことにやりがいを感じています

――本日はよろしくお願いします。浅井さんは現在、協働日本所属のWebマーケッターとして、パートナー企業様のECサイトやWebサイトの改善などを通じて複数のプロジェクトに参画されています。まずは、協働プロとしての活動以外のお仕事について教えてください。

浅井南氏(以下、浅井):よろしくお願いします。数年前に独立して、いまはフリーランスとして活動しており、ECサイトの制作やデザイン、企業の公式サイト運営、SNSの発信などをご支援しております。

企業や個人のお客様から「売り上げを伸ばしたい」や、「サイトをどうやって構築したらよいかわからない」などといったご相談をいただいているほか、最近ではSNSを活用した売り上げアップ施策などでお声がけいただく機会も増えてきました。

楽天市場に出店している方や、出店を検討されている方へのご支援も数多く携わらせていただいており、RPP(楽天プロモーションプラットフォーム)などの広告運用もご支援しています。

――いまお住いの鹿児島県では、「よろず支援拠点」の相談員としても活動されていらっしゃるとお聞きしました。

浅井:はい。「よろず支援拠点」は中小企業や小規模事業者様からの経営上の様々なご相談に対応するために国が全国に設置した無料の相談所で、私は鹿児島県のよろず支援拠点でWebやEC、SNSの専門家という立場から事業者様の相談にも乗っています。

最近では、自治体や商工会議所の方からセミナー登壇をご依頼いただくことも増えてきました。中小企業の経営者の方の中には「WebやECの活用を勉強したいと思っているけど、つまずいてしまった・・」「何から始めればよいのか分からない」といった方も多くいらっしゃいます。そういった方々のご支援を通じて、地域の魅力を発信していくことに日々やりがいを感じています。

鹿児島にUターンして気が付いた、本当にやりたかった仕事

――なるほど。これまでのキャリアはずっとWebマーケティング等に関連するお仕事を続けてこられたのでしょうか。

浅井:それに関してはちょっと違っていて。大学卒業後に地元の鹿児島を出て上京し、はじめて就職した先は、エアコンメーカーの修理を主に取り扱う部署。そこで修理サービスを支援するような事務職に就いていました。当時新卒だったこともあり、先輩方にはお仕事・プライベート問わず、大変お世話になりました。ここでの経験が、人生の基礎となった事は間違いありません。

その後数年たったタイミングで、無性に大好きな地元、鹿児島県にUターンしたくなってしまって。仕事も決まらないまま、とりあえず、と地元に帰ってきてしまいました(笑)

――なんと!少し意外でした。そうして鹿児島に戻ってこられてからはどんな活動をされていたのですか。

浅井:企業勤めで忙しく色々な仕事を経験させていただいた分、自由な時間が欲しくなって、自由を謳歌させていただいておりました。

そのうちに、これから自分は何を仕事にしていきたいか考えたとき、地元鹿児島でものづくりがしたいと思ったんです。趣味でこれまで、アプリやWebサイトを作っていたのですが、これに本気で取り組んで仕事にしてみようと思い立ちました。

そんな時、前職のエムコミューン(mcommune)の社長と出会い、一緒に仕事をすることになりました。知識や経験のない私でしたが、そこで1からデザインやコーディングを学ばせていただきました。一緒に働くスタッフも増え、チームでの制作ができるようになってからはディレクション側での経験も積ませていただきました。

エムコミューンに所属していた10年間。気付けば手がけたHPやご支援先は250社近くになっていました。多くの経験を積む中で、HPの運用や運営、Webショップを成長させるノウハウ、商品開発などをご支援出来るようになっていました。

――浅井さんは現在、フリーランスとして活動されていますよね。こういった経験が今の仕事の背景にあったのですね。

浅井:はい!前職での仕事を10年目を一区切りにして、独立しました。いまはフリーランスとして活動をしていますが、上京して働いていた経験も、前職で学んだ知識や得られた経験もすべて今の仕事の糧になっています。

一度地元を離れて仕事をしたことも、地域の魅力を再発見できるいい機会になりました。

私がしたかった支援のスタイルはこれだ!と思った

――浅井さんが協働日本で共に取り組むことになったきっかけを教えてください。

浅井:鹿児島でセミナーに登壇されていた、協働日本代表の村松さんと偶然お会いしたことがきっかけでした。

私は日々WEBマーケティングの仕事をする中で、様々な企業の取り組みにアンテナを張っていますが、石川県金沢市にある「四十萬谷本舗」さんが発信している商品開発のストーリーや、複業人材とのプロジェクトを地域企業の取り組み例の記事で目にして、とてもユニークな事例だと思って、個人的に関心を持って追いかけていたんです。

たまたま鹿児島に来られていた村松さんのセミナーの中で紹介されていた四十萬谷本舗さんの事例を聞いていてびっくりしました。追いかけていた取り組み事例が、実は協働日本のみなさんとのものだったのです。

私自身も、よろず支援拠点の活動もする中で支援力を更に高めていきたいという思いがあったこともあり、一緒に取り組ませていただきたいとお声がけしました。

――それは驚きの出会いでしたね。浅井さんのイメージする地域企業支援の取り組みと、協働日本が大切にしている「協働」型の取り組み、重なる部分が大きかったのでしょうか。

浅井:お話を伺って、私がしたかった支援のスタイルはこれだ!と思いました。

私自身は個人で企業を支援することも多いのですが、一方の協働日本はパートナー企業に対して、原則、複数名の協働プロで構成されるチームで支援にあたります。

チームで支援できるという体制は、パートナー企業にとっては様々な知見や経験をベースにした伴走型支援が得られるメリットがあります。企業を支援するフェーズによっては、各協働プロメンバーの強みを活かして最適なチームメンバーを編成しながらサポートすることもでき、これによって連続的に中長期的な伴走が可能になります。

プロジェクト単位でのスポット型の支援ではどうしても、短期的な取り組みになることも多く、双方にとっても本質的な経営課題に向き合うことが難しくなります。

――チーム単位でパートナー企業に向き合うことで、協働プロにとっても学びや気付きが多くありそうですね。

浅井:その通りです。チームでの支援は私自身も学びが多く、自分の専門性とは異なる専門性を持ったメンバーとの協働は刺激も多いです。

普段はWebマーケティングを中心にした専門分野での支援が中心なので、他の協働プロたちの、経営や営業の視点からの提案を聞けることで自分自身の視野も広がっています。

取り組み先の1社「丸七製茶」さまの商品「CRAFT BREW TEA」シリーズ

ECの世界では、個人や地域の個性が大きな魅力になる

――地域企業や地方との取り組みの中で、浅井さんが大切にしている想いなどをお聞かせください。

浅井:様々な企業さまをご支援させていただく中で、地域に根ざした「ローカル」な企業や商品を活用する文脈ほどECとの相性は良いと確信しました。

前職のエムコミューン時代に、鹿児島で焼酎を売っていた酒屋さんをご支援させていただく機会がありました。地域へのお酒の配達が収益の柱だった酒屋さんでしたが、店主がご高齢となり、以前のような頻度や量での配達が難しくなっていました。

そこでECサイトの活用に思い切って舵をきられた店主と、二人三脚で販路の拡大に取り組ませて頂きました。Amazonや楽天などのショッピングモールの活用方法を貪欲に学ばれて、ネットでの売上を伸ばすことに成功。数年後には配達中心だった頃よりも年商を大きく伸ばすことができました。

商品の選定や説明など、その店主や鹿児島という地域の個性をうまく取り込んだことで成功した事例です。地域でのセミナーでもよくお話させていただくのですが、ECの世界では年齢や地方であることがハンデになるどころか、魅力になるのだと実感しています。

始めるときには学ぶぞ!という強い気持ちが必要かもしれませんが、一度ノウハウをしっかり体内化できれば、地域に根ざしてビジネスをしている事自体が、ECの世界ではとても大きな魅力に変えられます。

――そういった経験があったことが、いまの浅井さんの活動に繋がっているんですね。

浅井:ECサイトの運用については本当に、正しい情報を持っているかどうかで結果が変わってしまうことも多いんです。地域の魅力をどんどん発信していくためにも、地方の企業がそういったノウハウを得られる機会をどんどん作っていきたいと思っています。

そういった思いを叶える上でも、協働日本との取り組みにとても意義を感じています。

さらに、地域企業がECサイトをはじめとする様々なITをもっと活用すると、クリエイティブの需要が地域に生まれると思っています。デザインやマーケティングなど、その地域や企業をよく知る人が身近にいれば、企業も安心して仕事を任せることができるので。

クリエイティブやWebマーケの仕事は働く場所を選びませんから、地方でその土地の企業と一緒に仕事をしたいと思うクリエイターが増えて、地方から人が減っていくことを食い止めることに繋がれば良いなと思っています。

経営者視点での意思決定にも関われることが大きなやりがいに

――浅井さんが大切にしている想いがよく分かりました。現在、協働日本で複数のプロジェクトに関わりながらどんなことを感じていますか。

浅井:協働日本がお取り組みを進めている企業は、歴史ある老舗企業や、新しく事業を転換していこうとチャレンジしている企業などが多く、それだけに課題の整理や方向性を定める議論の難易度は高いですが、どこの企業も本音をぶつけてくださっていることで建設的な議論が出来ています。

企業側のやる気スイッチにも刺激されて、より高い熱量で向き合いたい!とおもって臨んでいます。

経営視点での方針を話し合う日もあれば、キャンペーン施策のひとつひとつのクリエイティブをブラッシュアップしていくような日もあります。全体を俯瞰しながら、多くの関係者とプロジェクトを進めています。経営者視点での意思決定にも関わらせていただくことも多く、協働日本の取り組みはどれも本当に刺激的です。

同じ想いや熱量を持った人々とともに働けることが大きな価値

――最後の質問です。これから協働日本はどうなっていくと思いますか?

浅井:まさに今、メタバースといった世界が注目されていることに現れているように、今後はより一層、個々人が場所や時間を問わない働き方を選択する時代になってきていると思います。その変化の中で、同じ想いや熱量を持った人々とともに働ける、繋がれるということは今後より価値を増していくように思います。

チームで地域企業の課題解決に伴走する協働日本は、そんな働き方の先駆けになっていくと思っています。

実際に活動していく中で得られたものは沢山あります。異業種の方との協働は自分の知識や経験を広げてくれますし、共に取り組む協働プロの皆さんの提案や分析もいつも刺激になっています。

パートナー企業の皆さんの事業をご支援させていただく中で、私自身もやれることが増えましたし、成長へのモチベーションが高まりました。まだまだやれることはたくさんありますね!

――インタビューへのご協力ありがとうございました。

浅井:ありがとうございます!協働日本の伴走型支援にご関心ある地域企業様だけじゃなく、協働プロとしてどんどん現場に赴き、自分を成長させたい方もぜひお声がけください。一緒に協働の取り組みを大きくしていきましょう!

浅井 南 Minami Asai

フリーランスマーケター

mcommune,LLC.にて、Webデザイナー・ディレクター・ECサービス事業部長を務めた後、フリーランスとして独立(わるだくみ)。

鹿児島県を拠点に、EC・Webサイト制作・支援を10年以上手掛ける。
楽天・Yahoo!ショッピングなどのモールはもちろん、自社EC・WordPress・インスタグラム等、数多くの実績を糧に、幅広く制作・支援を手掛ける。

現在、よろず支援拠点コーディネーター、鹿児島市ICT推進委員としても活動中。

専門領域
Webマーケティング、ネットショップ/EC運営支援・販売支援、ECコンサルティング、Webデザイン、SNS/PR/広告運用支援

人生のWHY
あらゆる人に、Webのチカラ・挑戦を。

浅井南氏も参画する、協働日本事業については こちら

NEWS:「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」にて協働日本の取り組みをご紹介いただきました

「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」にて協働日本の取り組みをご紹介いただきました

株式会社WHEREの運営する地域共創コミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」にて、株式会社協働日本についてご紹介いただきました。

“協働”が、地域を変える。協働日本が仕掛ける「副業・兼業人材マッチングサービス」とは | LOCAL LETTER

協働日本が大切にしている「協働」のプロセスや、実際の取り組み事例について取材いただきました。ぜひご覧ください。


ご紹介した事業について
協働日本事業

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STORY:奄美大島での伝統産業(大島紬)活性化プロジェクト-取り組みを通じて感じる確かな成長-


イベント登壇のお知らせ
2022年7月13日に「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」のオンラインイベントへ弊社代表の村松知幸が登壇いたします。
地域で今求められる、副業・兼業人材とは? | Peatix


株式会社協働日本は株式会社WHEREと業務提携し、同社が立ち上げた、“地域課題” や “社会課題” の解決に取り組む地域共創コミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」へパートナー企業として加盟しております。

2022年3月3日|【43団体加盟】SNSでは広く、社内だと狭すぎる。個の時代に“ちょうどいい”繋がりを実現するコミュニティ。|株式会社WHEREのプレスリリース

LOCAL LETTER MEMBERSHIP とは
「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」は、暮らしている場所や個人、企業・行政が持っているスキルや経験に関わらず、地域や社会へ主体的に携わり、変えていく人たちの学びと出会いを提供する場所がつくりたい、という想いで立ち上げた地域共創コミュニティ。
LOCAL LETTER MEMBERSHIP

株式会社協働日本 協働日本事業 の詳細ついては こちら

NEWS:Youtubeチャンネル「HR-X」に協働日本代表 村松知幸 が出演いたしました

Youtubeチャンネル「HR-X」に協働日本代表 村松知幸 が出演。『協働をもって「日本」を熱くする!』を語りました。

弊社代表の村松知幸が、豊田圭一氏(株式会社スパイスアップ・ジャパン 代表取締役)がパーソナリティを務めるYoutubeチャンネル「HR-X」へゲスト出演いたしました。

協働日本立ち上げの想いや、現在のお取り組み事例、大切にしている「協働」のプロセスについて、代表の村松が豊田氏との対談の中でお伝えしております。


協働をもって「日本」を熱くする!

ご紹介した事業について
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ご紹介したお取り組み事例について
STORY:奄美大島での伝統産業(大島紬)活性化プロジェクト-取り組みを通じて感じる確かな成長-

地域企業様とのお取り組みの中で、協働日本が大切にしている「協働」という考え方を感じていただけるかと思います。
ぜひご視聴、よろしくお願いします。


【Youtubeチャンネル】HR-X トランスフォーメーション人材で組織を変革する
「人事」のHRと「トランスフォーメーション」のXを掛け合わせて「HR-X」と名付けた当チャンネルは、「トランスフォーメーション人材で組織を変革する」をスローガンに、人事とトランスフォーメーション(変革)というキーワードで様々な取り組みをしているゲストをお迎えしてお話を伺います。
【 HR-X 主催 】 株式会社スパイスアップ・ジャパン Facebookページ
【パーソナリティ】 豊田圭一(株式会社スパイスアップ・ジャパン 代表取締役)

VOICE:協働日本 小谷 克秀氏 -協働を通じて地域企業の「新規事業」に向き合う-

協働日本で活躍するプロに事業に対する想いを聞くインタビュー企画、名付けて「VOICE」。

今回は、協働日本にて事業開発領域を中心に企業支援を行っている小谷克秀氏です。

パソナや楽天、それぞれの成長企業の変革期に参画し、その後エン・ジャパンでも数々の新規事業立ち上げを経験。新規事業開発・事業企画のプロフェッショナルとして多方面で活躍する小谷氏。

現在は株式会社プロゴスの営業本部マーケティング営業部部長として、英語スピーキング能力を測定するシステム「PROGOS」の普及に取り組んでいます。

そんな小谷氏がいま、協働日本を通じて、地域企業との取り組みを進めている背景とは?どんな取り組みを通じて地域企業に変化を生み出しているのか。

これまでのキャリアの軌跡や、協働日本の今後の可能性にも触れつつ語りました。

(取材・文=郡司弘明)

自身のキャリアの主戦場はいつも「新規事業」だった

ーー本日はよろしくお願いします。小谷さんはこれまでも様々な企業において、新規事業開発や事業企画のプロとしてご活躍されてきました。今回新たな挑戦としてなぜ、協働日本で地域企業への事業支援に取り組むことを決めたのでしょうか。

小谷克秀氏(以下、小谷):よろしくお願いします。はじめのきっかけは、「金沢」というキーワードです。いま私が伴走支援で関わっているパートナー企業も、金沢に根ざした企業が中心です。

実は以前、金沢に住んでいたことがあり、それ以来、金沢のことはずっと第二の故郷のように感じています。協働日本代表の村松さんから、協働日本の最初の案件が金沢の老舗企業という話を聞いた際、まずそこにご縁を感じました。

ーーなるほど。元々愛着のあった地域とのつながりを感じたことも大きかったんですね。

小谷:それに加えて「新規事業開発」というキーワードも協働日本参画のきっかけになりました。

ご相談頂く地域企業では、環境変化の中で新しい事業づくりや事業変革に早期に挑戦したいと考えながらも、自社組織だけで実現するのは難しいと考えている会社が多く、自身のキャリアで培ってきた、いわば私の主戦場である「新規事業」を生み出す力や経験が活かせると感じたことも大きいです。

ーー小谷さんにとっては、新規事業開発がご自身のキャリアの主戦場とのことですが、それはどういった経験が背景にあるのでしょうか。

小谷:これまでのキャリアの中での転機は楽天時代に訪れました。当時は、楽天という会社に長く所属していたことで自分自身、楽天経済圏を中心にものを見ていた時期でもありました。様々な経験を積ませてもらっていましたが、新しい変化を求める気持ちも膨れ上がってきていました。

当時は様々なスタートアップ・ユニコーン企業が誕生していた時期で、まさに勃興期でした。そんな外部環境を目の当たりにし、世の中の新規事業創出の最前線で、様々な潮流を感じたいという気持ちから転職を決意し、エン・ジャパンの新規事業開発室へジョインしました。そこで、いくつもの新規事業の立ち上げに関わり、日々、多くの事業検証を行ってきました。その時の経験が、新規事業開発に対する造詣を深めてくれました。

さらに、1社目のパソナもそうですが、楽天やエン・ジャパンにも会社の変革期にジョインできたことがとても幸運だったと思います。新しい事業やサービスを生み出していく最前線での経験を、複数社で経験できたことはその後のキャリアにも大いに活きました。

今所属している株式会社プロゴスでは、「PROGOS」というサービスを通じてグローバルな人材と社会を創り出したいという強い想いと夢を持ち日々取り組んでいます。市場を切り開いていく新たな挑戦ですが、とてもやりがいを感じます。環境が変わっても私の主戦場はやはり、新規事業開発ですね。

これから、自身の経験を惜しみなくギブしていきたい

ーー小谷さんの新規事業開発に対する造詣の深さはそういった経験から来ているのですね。

小谷:そうですね。そして最近では、今までの経験や知識をギブする側に回りたいと考えるようになりました。

これまで各社でたくさんの経験を積ませてもらいましたから、今度はそれをギブしていく方向に、私自身関心が向いてきていました。そんなタイミングで、協働日本を通じた地域企業支援のお誘いをいただいたこともきっかけになりました。

ーー実際に地域の企業との取り組みをスタートしてみて、いま感じていることはありますか?

小谷:私はもともと神戸出身で、今でも地元とのつながりを大切にしています。さらに、ずっとアイスホッケーをやっていたこともあり、そのメンバーとの親交もとても大切にしています。例えば、後輩からキャリア相談などで頼られると嬉しい気持ちになります。

自分はきっとつながりや、愛着を感じたものに対しては、惜しみなくギブ出来るタイプなんでしょうね。第二の故郷、金沢での取り組みに私自身とてもやりがいを感じている背景もそういったところにあります。

協働日本を通じて、つながりや関係性が広がったことで、愛着ある地域や人々の輪も広がりました。今までの経験や知識をギブする側に回っていきたいと考えていた私にとって、惜しみなくギブしたいと思える相手が増えたことは、幸せなことだと思っています。

研修講師として参加者とともに地域企業の課題に向き合う

ーーなるほど。小谷さんが大切にしている価値観についてもよく分かりました。ご自身の強みを活かしてギブしていく活動の場として、協働日本に参画されているんですね。現在、協働日本で関わっているプロジェクトについてお聞かせください。

小谷:金沢で宿泊業を営んでいる(株)こみんぐるさんと共に、「WORKIT」という事業を協働日本が共同開発して推進しており、その中で金沢で2泊3日で行う合宿型研修のプログラムを共に企画・運営しています。私も実際に講師役として現地で合宿に伴走しています。

これは地域企業である(株)こみんぐるをハブにして、金沢の地元企業から経営者や幹部候補を集め、短期集中型で各社の経営課題に答えを出すというプログラムです。

このプログラムは、地域企業からの「経営幹部を早期に育成したい」「経営幹部の視野を広げて視座を高めたい」というニーズを元に設計しており、地域の様々な企業から幹部社員が参加頂くことはもちろん、そこには都市圏の大企業の若手メンバーも参加します。

ーー地元地域以外の人材もそこに加わるんですか。ぜひそのWORKITの合宿型研修プログラムについてお聞かせください。

小谷:この合宿型研修のユニークなところの一つは、金沢の地元企業の経営幹部だけでなく、そういった外部の人材が入った協働の場を生み出すことで、多様な視点から事業課題を捉えることができる点です。

プログラムではまず金沢の企業の経営幹部と、大企業の若手メンバーで複数のチームを構成します。2泊3日という限られた時間の中で、課題の深堀りからフィールドワークまでを徹底的に行います。

このプログラムに私が伴走して、最終提案に持っていくまでの軌道修正や示唆、フレームなどをお伝えしていきます。ここは一切の妥協なく、私も事業開発のプロとして時に厳しいフィードバックも行います。なぜなら、最終日の三日目には参加企業の経営者に対して経営や事業に関する提案を実際に行うからです。

短期集中型の非常にタフな研修ではありますが、若手のメンバーをこのプログラムへ派遣する大企業にとっても、人材育成の観点から大きなメリットを感じていただけています。

ーーそれはどういったものですか。

小谷:大企業で働いている社員は普段、経営者の目線で物事を判断する機会や、そもそも経営者の生の声を聞く機会自体あまりないと思います。

この「WORKIT」の合宿型研修では、リアルな経営者からリアルな経営の現場の話を聞くことが出来る。いわゆる教材型の研修とは質も濃密さも異なります。

合宿を終えると、参加している大企業の若手メンバーはみな疲れ切ってヘトヘトですが(笑) 事業開発に必要な足腰も鍛えられるほか、経営者に近い視座をみなさん獲得して帰っていきます。こういった経験は、普段の業務ではなかなか獲得できません。

本気で経営課題に向き合う研修は常に真剣勝負

ーー地元金沢の企業の経営幹部と、大企業の若手メンバーの混合チームで挑む研修、取り組んでいる間はどんな雰囲気なんでしょうか。

小谷:まさに真剣勝負という感じです。初日に、参加企業から経営課題を示されて、それに対する提案の方向性を探るのですが、いわゆる机上の空論や短絡的な提案では、すでに経営者の頭の中にあることを超えていけません。

2日目にはフィールドワークも組み込み、ひたすら現場の声やファクトを掴みに行く作業をしていただきます。前日に初めて会った他社メンバーとの混合チームですが、遠慮なんてしている余裕がないくらい時間との勝負です。

しかし、このファクトを掴むためにがむしゃらに取り組んでいる時間こそが、私は新規事業そのものであり、事業開発者に必要なものであると考えています。

そうして迎える3日目の最終提案ですので、非常に熱量の高い場になります。地域企業が抱える経営課題に対して、普段の経営では気づかないような課題を発見し具体的な提案が出来たチームも現れ、経営者を唸らせるような提案も生まれました。

ーー参加する地域企業にとっては新規事業や事業開発の種を得られ、その企業の社員や大企業の若手社員の成長にも繋がる、とても実践的な研修事業ですね。

小谷:そうですね。研修参加前は、目の前の業務しか視野に入ってなかった社員が、参加後には一つ上の視座で考えることが出来るようになったと聞きました。経営視点を持った部下が育つのは企業にとってとても心強いですよね。

この研修では、その会社のビジョンやミッションまで徹底的に深堀ります。このプロセスは、その会社の社員はもちろん、大企業から参加している若手メンバーにとっても、「自分の会社に置き換えた時、ここまで真剣に深堀りできていただろうか」と考え直すきっかけになったと感想を寄せていただきました。

ーーこの研修の成功の鍵はどんなところにあったのでしょうか。

小谷:私のような複業人材や、大企業の若手メンバーといった外部の視点を活用したことも、経営課題の特定につながったと思います。

普段の事業活動の中だとどうしても視点や、アイディアが限定されてしまいますので、このように外部との協働という形をとった研修だからこそ、様々な視点を持ち込めたのだと思います。

ーー協働プロとして参画していく中で新たに獲得した視点などはありますか?

小谷:講師役として研修をリードさせていただくことで、間接的に地域企業の課題解決に関わることができており、その点でもやりがいを感じています。
こうして、経営者の持っている課題や視点に触れられる機会は、研修参加者だけでなく、私にとっても大変貴重で学びになることも多く、経営に対する解像度が上がる感覚があります。

一つの企業に勤めていると、どうしても他の業界の考え方や、地域ならではの課題に触れる機会が少なくなるので、複業という形で、様々な経営者と対話する時間が持てるのはとてもありがたいです。

納品型じゃない伴走型だからこそ、企業自身に再現性が生まれる

ーー最後の質問です。これから協働日本はどうなっていくと思いますか?

小谷:我々のような「協働」スタイルでの企業支援はユニークですよね。地域企業とチームを共に創り、伴走型支援という形をとって、経営者の成したい挑戦をサポートして企業自体を元気にしていくという取り組みなので、通常のコンサルティングとは大きく異なる形での関わり方です。

企業に本気で取り組む姿勢があれば、伴走型支援は大きな成果を生み出すことができます。納品型ではなく、伴走型だから企業内にノウハウも蓄積されて再現性も生み出せます。

実績も情熱もあるプロフェッショナルとワンチームで協働する中で、成果を達成するだけでなく、自社に自律的な変化を起こす機会として、協働日本との協働をぜひ活用してほしいと思います。ぜひ今後、こういった取り組みをもっと広げていきたいと思います。

ーーインタビューへのご協力ありがとうございました。

小谷:ありがとうございました。ご関心ある地域企業様は、お気軽に協働日本にお声がけください。

小谷 克秀 Katsuhide Kotani

(株)プロゴス 営業本部 マーケティング営業部 部長

大学卒業後、(株)パソナにて金融系大手法人営業・営業企画に従事。
楽天(株)にて楽天市場出展店舗向けの事業企画・事業開発を担当。
エン・ジャパン(株)にて新規事業開発・アライアンス戦略に携わる。
ランサーズ(株)にてセールス&マーケティング事業担当執行役員を経験。
その後、(株)レアジョブ プロゴスマーケティング営業部長を経て現職。

専門領域
新規事業開発、事業運営、事業企画、営業企画、新規事業担当者育成

人生のWHY
「天職創造」

小谷克秀氏も参画する、協働日本事業については こちら

NEWS:株式会社WHEREと業務提携し「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」へパートナー企業として加盟しました

地域共創コミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」へパートナー企業として加盟しました

株式会社協働日本は株式会社WHEREと業務提携し、同社が立ち上げた、“地域課題” や “社会課題” の解決に取り組む地域共創コミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」へパートナー企業として加盟いたしました。

【43団体加盟】SNSでは広く、社内だと狭すぎる。個の時代に“ちょうどいい”繋がりを実現するコミュニティ。|株式会社WHEREのプレスリリース

私たち協働日本は、熱い想い溢れるプロ人材と地域企業様との協働機会を創出いたします。「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」の皆さんと今後連携させて頂き、共に地域を盛り上げる熱い協働事例を生み出していきたいと考えております。

LOCAL LETTER MEMBERSHIP とは
「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」は、暮らしている場所や個人、企業・行政が持っているスキルや経験に関わらず、地域や社会へ主体的に携わり、変えていく人たちの学びと出会いを提供する場所がつくりたい、という想いで立ち上げた地域共創コミュニティ。
LOCAL LETTER MEMBERSHIP HP:https://localletter.jp/membership/

株式会社協働日本 協働日本事業 の詳細ついては こちら

STORY:奄美大島での伝統産業(大島紬)活性化プロジェクト-取り組みを通じて感じる確かな成長-

協働日本で生まれた協働事例をご紹介する記事コラム「STORY」。

プロジェクトに取り組むパートナー企業の方と、プロジェクトに参画する協働プロをそれぞれお招きし、協働日本がどのようにプロジェクトを推進しているのか、インタビュー通して聞いていきます。

鹿児島県の奄美大島を中心に生産されており、世界三大織物にも数えられる伝統織物「大島紬」。この大島紬が現在、職人の高齢化や担い手の不足、若者の着物離れも相まって、生産量の減少が続いています。

協働日本では、奄美大島でこの「大島紬」を活かした事業展開をされている、はじめ商事の元允謙(はじめ・ただあき)さん、紬レザーかすりの川畑裕徳(かわばた・ひろのり)さんと共に、大島紬を後世に伝えていくための活性化プロジェクトに取り組んでいます。

今回は奄美のお二人に加えて、本プロジェクトに参画している協働プロの藤村昌平氏にインタビューさせていただきました。

お三方それぞれから、本協働プロジェクトに取り組んだ経緯や感想、今後の想いを語っていただいたほか、今後の複業人材との取り組みの広がりについても事業者視点から、お話しいただきました。

(取材・文=郡司弘明)

Web会議サービス(Zoom)を用いて元氏、川畑氏、藤村氏へインタビューを行いました。

出会ってすぐにワクワクできる取り組みになる予感があった

みなさん、本日はよろしくお願いします。奄美大島の特産物である、大島紬の魅力をより多くの方に伝え、広げていく本プロジェクト。お取り組みの概要をお聞きして、とても可能性を感じております。ぜひ本日は色々とお聞かせください。

まずは元さんと川畑さんのお二人にご質問です。協働日本と取り組むきっかけについてお聞きしてもよろしいでしょうか?

:今後、大島紬の魅力をどうやって広げていくか、後世に残していくかを考えていく中で、一緒にプロジェクトで取り組めるパートナー候補として、静岡にあるJOINXという企業の担当者からご紹介いただきました。

協働プロの藤村さん、若山さん、協働日本代表の村松さんの3人に実際に奄美大島へお越しいただき、色々なお話をさせていただきました。

川畑:私も元さんと同席させていただき、多種多様な人材が所属している協働日本の体制にとてもワクワクしました。

普段私は、個人事業主として一人で仕事に取り組む時間が多く、身軽で動きやすい一方で、事業についてしっかりと相談・壁打ちできるパートナーが欲しいと思っていました。
そのため、各領域で活躍するプロが集う協働日本さんと取り組むことで、自分の持っていない新しい視点でのフィードバックをたくさん頂けそうだと思いました。

:私も同じ印象を持ちました。専門性を持った方とディスカッションできる、そして事業オーナーの視点で相談ができる機会というのは大変貴重です。
もちろん家族や社員といった、身近な相談相手はいます。しかし彼らとは違った視点で本気で向き合ってもらえるような、伴走してくれる協働プロの存在はありがたいと感じました。

–なるほど。元さん、川畑さんのお二人はこれまで、こういった外部人材や複業人材とのお取り組み事例はあったのでしょうか?

川畑:私は複業人材との取り組みは今回が初めてです。普段は地元の奄美大島を中心に活動をしていたので、島外の複業人材の方々からいろいろな話を聞けるのが楽しみでした。特に今後は、ネットを活用した情報発信に力を入れていきたいと考えているので、様々な経験を持った複業人材からの意見がとても欲しかったです。

:私は過去、企業や学生と一緒に取り組んだ協業プロジェクトはありましたが、複業人材との取り組みは初めてでした。

–川畑さん、元さん、ありがとうございます。元さんが以前取り組んだ、協業プロジェクトはどんなものだったのでしょうか?

:その時は、代官山の蔦屋書店さんと文京学院大学の学生さんと一緒に物販に取り組みました。蔦屋書店さんは場所を提供し、学生さんはゼミ活動の一環として大島紬を取り上げるイベントでした。その時の関わり方は、今の協働日本とのプロジェクトとは逆に、私がサポーター的な関わり方をしていました。

そういった意味で、支援する側の経験はあったのですが、事業に伴走してもらえる形での協業は今回が初めてですね。逆の立場、サポートする側の大変さはよく分かります。

–なるほど。プロジェクトを支援する側のご経験はあったのですね。それだけに今回、協働プロへの期待も大きかったと思いますが、実際に協働日本とのプロジェクトがスタートしてみていかがでしたか。

:プロジェクトの立ち上げ、そして日頃のコミュニケーションなど丁寧にご対応いただきました。もともとECを強化していこうという方向性を持っていたのですが、いきなり実行策に着手するのではなく、そもそものターゲットの絞り込みから丁寧にサポートしてもらいました。

これまでの経験から漠然と捉えていたことをあらためて言語化し、アンケートやヒアリングなど丁寧に行っていく中で、新しい商品の提案シーンなども見つかってきました。裂き織りという技法を活かした「奄美布」の冠婚葬祭シーンへの提案など、BtoBセールスのアイディアは特に、打ち合わせの中でより磨かれていきました。

「奄美布」のもとになるのは、お客さまからお預かりした大島紬等の古い着物。それらの思い出深い品をやさしくほどいて細く裂き、生地をヨコ糸として織り機で織っていきます。思い出の詰まった生地を蘇らせるアイディアとも言えますね。この「奄美布」のアイディアから、お客様の冠婚葬祭シーンのお気持ちに寄り添った提案が生まれていますし、奄美の伝統の大島紬を支える織物としての提案も実現できています。

ひとつひとつ結果を積み上げていったことで、仕事に「自信」を持って取り組めるようになった

–川畑さんにもお話を伺います。今回のプロジェクトを通してどんな変化が生まれていますか?

川畑:私も元さん同様、現状分析をしっかりと行った上で、それに対するアドバイスからスタートしました。今後インターネットを主体に、販売先をどんどん奄美大島以外にも広げていきたいと考えており、島外への情報発信や販売方法を中心に、販売サイト(BASE)の立て直しやSNS(Instagram)での発信戦略など様々なテーマで日々打ち合わせしています。

その中で感じる変化として特に、自分自身の仕事のクオリティが上がったと感じています。協働プロから出た意見やそこで決まった方針をもとに、やらなくてはいけないこと、つまり宿題のようなものが積み上がります。

それを毎回達成しなくては、といういい意味でのプレッシャーが自分自身を引き上げてくれています。ひとつひとつ、やるべきことを達成していくことで打ち合わせも充実しますし、事業の手応えも変わってきます。自分自身、行動力が上がってきたと感じています。

また、自分の生み出している商品、プロダクトの価値を高める方法を見つけられたのもとても大きな変化です。これまでは島内中心にお土産品として販売することが大きかったのですが、その人に合ったオーダーメイドでオンリーワンな商品である特徴を活かした、新たな販売戦略を立てています。

取り組みの中で、これまでになかったカメラストラップやカバーなど、いわゆるホビー領域にもチャレンジし始めました。これにより、こだわりが強く購買力のある新たな顧客層を開拓出来て、商品に高い価値を感じていただき、同じ労力でもこれまで以上に高単価な商品を購入頂けるようになりました。このことは、商品に対する自分の「自信」にも繋がりました。

:私も同じく、協働プロがやったほうがいいことをどんどん提案してくれることがいい意味でのプレッシャーになっており、事業を好転させていると感じます。ついつい、事業オーナーはやりたくないことを後回しにしています部分があるのですが、そこを協働プロの皆さんは上手に、本人がやりたくなるように、アドバイスをしてくださいます(笑)

しかも、そのとおりにやるとちゃんと結果が出る。だから、はじめは面倒だと思っていたことに取り組むことがだんだんと楽しくなってくるんです。細かく成果が上がるのが、やっていて楽しい。結果も出るから、協働プロへの信頼も深まる。今、とてもいい循環が作れていると思います。

「新しい価値」の届け方を一緒に探しに行く

–協業プロの藤村さんにも質問させてください。お二人と協働取り組みは、どんなスタートだったのでしょうか。

藤村:このお話を頂いた際に、大島紬の市場規模が以前は何百億とあったが今ではその百分の一にまで減少しているという話を聞いて衝撃を受けました。目の前の利益や売上の話だけでなく、大島紬という文化そのものの危機なのだという話から取り組みはスタートしています。

そして、従来の着物だけでなく、大島紬を活用した「新しい価値」を生み出そうとしている若い二人のリーダーとプロジェクトをご一緒できるのは光栄ですし、とてもやりがいも感じます。

二人とも別々の事業者という立場ですが、共通して「ハンドメイド」にこだわって事業を展開しています。私からすると、大島紬の歴史的な背景も含めてそこにとても価値を感じます。一方で当事者である側は、その価値を低く見積もりがちだと感じました。だからこそ、その「価値」の届け方、適切な表現などを一緒に探しにいく取り組みが重要だと考えています。

さらに今回のプロジェクトでは、それぞれの協働日本との打ち合わせに、お二人が相互にオブザーバーとして参加していただく形式で進めています。これにより相乗効果も生まれ、取り組みの質もより良くなっていると思います。

–なるほど。普段の取り組み、やり取りの中で感じていることはありますか?

藤村:まだ取り組みの途中ですが、誰にどうやって売っていくのかを見える化していくこと、適切な価値・適切な表現を一緒に見つけに行くことに向き合って、一つ一つ取り組んでいる中で様々な変化を感じます。取り組みを通じて、大島紬の価値が、誰にどこまで広がっていくのか一緒にワクワクしながら取り組んでいます。

お打ち合わせで相談したことも、お二人ともすぐに対応していただけるので、PDCAをスムーズに回せています。そうして色々と試行錯誤できていることもありがたいと思っています。

–この取り組みの中で感じている面白さや、印象に残っていることを教えてください。

藤村:取り扱っているプロダクトが、とても歴史のあるものだという点ですね。私が勤めているライオンという会社も130年の歴史がある会社ですが、大島紬はさらにはるかに長い歴史を持っています。気の遠くなるような長い歴史の中で、若い世代が次の世代にそのものの良さをどうやって伝承していくのかという節目に関われる面白さがあります。

大島紬ならではの良さを活かしながら、加工したり手に取りやすくしたりする試行錯誤の中で、積み上げてきた歴史と、令和の価値観がクロスする瞬間に立ち会えることには特に面白さを感じますね。

自分もまた「複業人材」として活躍していく未来へ

–それでは最後に、元さん、川畑さんお二人へ質問です。これから協働日本、そして協働日本のような地域との協働の取り組みはどうなっていくと思いますか?

川畑:地域の企業はこういった複業人材との協業にどんどんチャレンジするべきだと思います。一人で頭でっかちになって考えるよりも、いろいろな話をしながら、ワクワク感の中でプロジェクトを進めるほうが絶対楽しい。いい意味でのプレッシャーも自分にかけられるので、行動量も増えるので変化も感じやすい。迷っている企業の方がいたら、是非オススメしたいです。

:川畑さんの言葉に重ねて。こういった取り組みを通じて自分自身のスキルを高めていくこと、仕事に自信を持つことが出来ると、次は「複業人材」として他の事業者との協業にも積極的になれると感じています。

自分自身、変化を実感しているので、その変化を周りにも広げていきたいと考えるようになりました。こうして、周りと変化を生み出したいと考える人が増えると、本当に日本が変わっていくような気がしますね。

–素敵なメッセージありがとうございます!今後も想いある地域の企業と、情熱を持ったビジネスパーソンとの出会いの場を、協働日本としても生み出していきたいです。インタビューへのご協力ありがとうございました。

川畑、元、藤村:ありがとうございました!

元 允謙 Tadaaki Hajime

有限会社 はじめ商事 代表取締役

はじめ商事 | 奄美の伝統と技術で新しい物創り
https://hajimeshoji.com/

川畑 裕徳 Hironori Kawabata

紬レザーかすり 店主

紬レザーかすり(@tsumugi_leather_kasuri) • Instagram
https://www.instagram.com/tsumugi_leather_kasuri/

協働プロの藤村昌平氏も参画する、協働日本事業については こちら

イベントレポート:地域企業のマーケティング戦略と複業人材活用

最近では協働日本へ、「複業」や「地域企業との協働」といったテーマで、多くの企業や自治体の皆さまからイベント登壇のお声がけをいただくことが増えてきました。
現在100名を超える体制で、全国の地域企業を「伴走型支援」している協働日本だからこそ、地域企業経営者の悩みに寄り添い、将来像を共に描いた事例も数多く誕生しております。登壇の際は、それらの事例に加えて、我々の想いや、目指す「協働の姿」をお伝えしています。

今回、株式会社協働日本 代表取締役社長の村松知幸氏、同社CMO若山幹晴氏が登壇した、ウェビナーイベント「教えて!複業人材活用のイロハ~地域企業を輝かせるマーケティングとは~」(開催日:2021.11.17)での講演から、地域企業をご支援する中で多くの企業が悩みを抱えるマーケティングに関するヒントや、複業人材の活用アイディア、協業の形としての「伴走型支援」のメリットについてご紹介します。

登壇イベントについて

今回お招きいただいたイベントは、協働日本のご支援先でもある、金沢の発酵食品の老舗、株式会社四十萬谷本舗様が主催するウェビナー「教えて!複業人材活用のイロハ」。
四十萬谷本舗様が、複業人材との取り組み事例やそこから得た学びをシェアすることで「地域企業が、複業人材との協働を通じて新しい価値を生み出していくきっかけを作りたい」という想いのもと、定期開催されています。

マーケティング思考が成長を促進する

これまでも複数の企業、様々な業界でマーケティング支援を行い、結果を出し続けてきたプロのマーケッターである若山氏は、地域の企業こそ一貫したマーケティング思考を習得することでまだまだ成長できる余地があると語った。

地域企業の多くが抱える悩みの一つが「マーケティング戦略」。マーケティングと聞くとよく、広告やキャンペーンなどのプロモーションをイメージされることも多いですが、マーケティングとはもちろんプロモーションだけを指すものではありません。

「マーケティング支援のご相談を頂いた際には、まず、どういうお客様に対して自社の価値提供を行うのか、既存のお客様と、理想とするお客様の人物像(ペルソナ)を明らかにします。購入動機や便益、差別化要素などを検討しながら、WHO(誰に)WHAT(何を)HOW(どうやって)提供していくのかを明らかにし、それを実行していくことが大切です。」(若山氏)

マーケティングと聞くと、いわゆるマーケティング4P(どのような製品を:Product、いくらで:Price、どこで売って:Place、どのように伝えるのか:Promotion)と呼ばれるHOWに目が行きがちですが、HOWを考える前にそもそもの顧客戦略部分をしっかりと作る必要があります。

徹底的に顧客戦略に向き合う

WHO(誰に) WHAT(何を、どのような価値を)をどれだけ解像度高く設定できるかが、この後のステップであるHOW(どうやって)の質に影響を与えます。

例えば、架空のアパレルブランドを例に顧客戦略をイメージしてみましょう。

【顧客戦略A】

  • 30代女性
    • トレンド好き

【顧客戦略B】

  • 30代女性のワーキングママ
    • 仕事と子育ての両立によりとにかく時間がない
      • そのため、ゆっくりお買い物する時間がない
      • また、情報収集する時間がない
    • 他人と会う機会が多いのでファッションに気を使わないといけない
      • 最新のトレンドを把握しておく必要がある
    • 30代となり少し体型が気になってきている
      • なので、スラッとしたモデルの着用例が自分に当てはまらない

いかがでしょうか?

【顧客戦略A】の場合には顧客に何を価値として届けるかが具体化されないため、先程のマーケティング4Pの一つ一つにおいてアイディアがなかなか浮かんできません。

解像度高くWHO(誰に)・WHAT(どのような提供価値を)イメージすることができると、その後のHOW(どうやって)のアイディアに繋がり、重要なポイントを外すというミスが減っていきます。

例えば【顧客戦略B】の場合には、HOW(どうやって)のアイディアが以下のように具体的に出てきやすくなります。

・時間はないけど、ファッションに気を使わないといけないので、オンラインストアでのお買い物体験の質を上げる

・外さないファッショントレンドを簡潔に整理し、分かりやすく情報提供する

・ご自身が着用された感じを自己投影しやすいよう、モデル体型ではない着用例を示す(例)店舗スタッフの着用写真をWEBに掲載する

複業人材との議論を戦略に活かす

「地域企業が輝くためには、徹底的な顧客視点を持つことが重要だと考えています。元来、多くの地域企業は、お客様との距離がとても近いはずです。ということは、顧客理解を徹底的に深めるスキルが身に着けられると成長する余地は十分にあり、そこに勝機があると思います。」(若山氏)

顧客理解を徹底的に深めることができれば、成功確率の高い顧客戦略を策定でき、それは企業内のノウハウとして残り続けます。

だからこそ協働日本のような複業人材との協働を通じて複数の頭脳と、それぞれの視点を活用し、徹底的に「顧客戦略」のステップに取り組むことの意義が大きいのではないでしょうか。

経験豊かな複業人材の、特にマーケティングの視点を借りて「顧客戦略」のステップでは、WHO(誰に) ・WHAT(何を)の設定について徹底的に議論することをオススメします。

ここのノウハウが習得できると、自社の理解(自分たち自身・お客様について)が進むだけでなく、客観的な視点で顧客を再定義できるというメリットがあります。


歴史がある企業ほど、顧客に対しての認識が凝り固まっている場合もあります。ここに複業人材が入るからこそ客観的な視点を持ち、顧客戦略の改革を進めることができると思います。

例えば、私はプロジェクトの中でよく「お客さんはどういう人ですか」という質問をします。そこで、イメージが鮮やかに思い浮かべられるくらい、とても具体的な回答が出てくるのであれば、自社の顧客理解は進んでいると言えます。

もし、言いよどんでしまったり、回答があいまいなのであれば、顧客理解が足りないと判断することができます。そういう場合はもう一度、顧客戦略に立ち返ることが重要になってきます。

戦略から一貫したアクションへ

顧客戦略が固まれば、次はHOW(どのように伝えるのか)というアクションのステップです。ここからは一貫性を保ったまま、アイディアを出し、それを具現化することが重要です。

折角、顧客戦略を考え抜いたとしても、実際にお客様が目にする、手に取るステップであるHOWのステップで、そこまでに考えた顧客戦略との一貫性がないと的外れなものとなってしまいます。

戦略から実行に移っていくステップにおいても、複業人材と一緒に取り組むメリットは大きいと考えています。なぜなら、策定した戦略から見て、いまの取り組みが一貫しているかを外部の客観的な視点でチェックできるというメリットがあるからです。

さらに、アイディアの拡散時にも、自社で同じ取り組みをしてきた方同士では、新しい目線でのアイディアはなかなか出てこない場合もあります。そこへ、新鮮な発想を持った、複業人材が入ることで既存の枠にとらわれないディスカッションができる点もメリットと言えます。

複業人材とのより良い協働のために

以上のことから、地域企業における戦略から実行までの一連のプロセスにおいて、複業人材の活用は有効な手段の一つと言えそうです。その上で、どんな複業人材と協働すればいいのでしょうか。いくつかのポイントを列挙してみます。

マーケティング視点でより良い協働が見込める複業人材のポイント

・業種や業界の垣根を超えた知見を持っている

・顧客理解を徹底的に深めるスキルを持っている

・直感に頼らない論理的な思考力を持っている

・アイディアを形にする実行力を持っている

ぜひ参考にしてみてください。

さらにプロジェクトのような形で、複業人材を交えてチームを編成する場合には、戦略から戦術までの一貫したマーケティング業務経験を持つ人材(マーケティング全般にアサインする)と、特定の領域に特化した人材(適材適所でアサインする)を組み合わせていくことを意識すると、チームとして非常に力が発揮されると思います。

また、地域企業を支援する取り組みには様々な形がありますが、私が地域企業の方におすすめするのは「伴走型」の支援です。協働日本がまさにそうなのですが、 壁打ちやコーチングをしながら、そして時には実践の様子を見せながら支援をしていくという方式です。

伴走型のメリットは、例えば私のようなマーケティング全般の経験がある複業人材や、異業種のスキルを持つ複業人材と、事業について詳しい依頼主企業の人材同士で連携して一つのチームとして活動できることです。これにより一方的なインプットでは得られないような、互いの強みを活かしたアウトプットを生み出せることが期待できます。

また、伴走型で進めるうちに企業側には多くのノウハウがたまります。そのため、将来的には支援者がずっと伴走し続けなくてもよい状態を目指せる、つまり企業自身の力を内側から高めていけるという点も伴走型ならではのメリットです。

伴走型支援の注意点は、取り組みの主体者はあくまで企業側だということです。例えるなら、大きな山に登る時の当事者と案内人の関係性に近いですね。登山の案内人がいても、あくまでも当事者が登っていかないとエベレストの山頂には行けません。案内人はあくまでも、本人が登ることを支援していきます。つまり企業側に当事者意識がないと一緒に進めること自体が難しいという点です。

一方で、必然的に伴走者に高いスキルレベルが求められます。伴走型支援には多くのメリットがあると考えていますが、取り組みがうまく進むかどうかは、伴走者のスキルレベルが大きく左右しますので、支援してもらうパートナー選びは慎重に進めるべきでしょう。

複業人材との取り組みで本質的な課題に向き合えた

今回のイベントの中では、イベント主催者の四十萬谷本舗の四十万谷正和氏に、複業人材との実際の取り組み事例を共有いただきました。私たち協働日本も、マーケティングやブランディングの戦略策定から販売促進支援、人材活用アイディアまで、多岐にわたるテーマで四十萬谷本舗様とプロジェクトに取り組んでいます。

「私たちは四十萬谷本舗の6代目夫婦ですが、家業に入る前には企業の中で人事をやっていました。それだけに、家業に入ったあとも、企業として取り組んできた今までの延長線上に発想が留まってしまうことに課題を感じていました。」(四十万谷氏)

 四十万谷氏は一貫したマーケティング経験を持つ若山氏とともに、適材適所で領域に特化したサポーターの方に入ってもらうという形でプロジェクトを組んでいます。そこから、お客様の変化や、従来の販売チャネルの見直しを進めています。

複業人材とのディスカッションや、共同で実施したアンケート調査を通じて、次世代の若いお客様がどんな人か、どんな価値観を持っているかについて、詳細に向き合うペルソナを言語化しています。

更に、いま注力している新しいお客様の獲得に向けた、発酵食品の販売(物販)、食べてもらう(飲食)、漬け込み体験(体験)という3つの顧客接点の見直しには、協業パートナーの視点やアイディアも多く盛り込まれました。

「若山さんはじめ、協働日本の皆さんと一緒に取り組んでいると、やった後、やる前に必ずお客様の声を聞くことを徹底して行おうという働きかけがあります。リソースに限りがある中小企業にとっては特に、お客様の声を聞くことは必須ですね。」(四十万谷氏)

新製品を出す、ライブコマースなどの新しい取り組みをする場合などには常に、「お客さんは本当にその商品を本当に求めているのか」ということをプロジェクトメンバーに問われることで、「お客さんの声を実際に聞く」ことが徹底できています。

結果として、「ただ施策を実行するだけ」ではない、次につながる取り組みができていると感じています。

新しい協業の形がいま、地域に求められている

イベントの中では、地域企業のマーケティング戦略や複業人材活用について多くの質問が寄せられました。協働日本代表の村松氏も、戦略策定からの伴走支援にこだわる理由を語りました。

本質的な課題に向けて一緒に考える時には、施策から考えるのではなく、必ず戦略に立ち返り、WHO(誰に)・WHAT(何を)を考え、その上で施策を検討します。このように進めていくと、全てにおいて「なぜならば」が説明できるようになっていきます。

四十万谷さんが取り組んでこられた、シェアキッチンやライブコマースといった新しい取り組みも、単なるアイディアの面白さ以上に、四十万谷さん自身が戦略から語れていることが素晴らしいことだと語りました。


「これこそが、すべての中小企業・地域企業の勝ち筋だと考えます。伴走型で一緒に考え抜いて、経営者が戦略から実行までを、自分の言葉で、全て語れることがとても重要です。」(村松氏)

さいごに

いかがでしたでしょうか?イベントで交わされた登壇者の話から、地域企業のマーケティング戦略のヒントと、複業人材活用のアイディアをお伝えしてきました。イベントを主催された四十万谷氏は、徹底的に顧客に向き合ったマーケティング戦略を固めたことで、事業に変化が生まれてきていると語りました。

「地域、場所を超えて想いと実力のあるメンバーと協働することで、実力を鍛えることができると感じています。大きな可能性を生み出すことができる【協働】が地域に広がることを願っています。」(四十万谷氏)

この度は、協働日本へ登壇のお声がけありがとうございました。

地域企業のマーケティング戦略策定には外部の視点、高いスキルを持った複業人材との協働は有効な手段ですが、支援者には高いスキルレベルと本気の熱量が求められます。その見極めの難しさが複業人材との協働の一歩を踏み出せない理由とのお話もお聞きます。

私たち協働日本では100名を超える体制で、個々の高いスキルだけでなく、熱い想いに溢れた人材との協働機会をご提供させていただきます。ぜひ、はじめの一歩を共に踏み出しませんか?

新しい挑戦に取り組みたい地域企業の皆様からのご連絡を是非、お待ちしております。

若山氏も参画する、協働日本事業については こちら

お問い合わせはページ下部よりお寄せください。

レポート取材・文:郡司弘明・黄瀬真理

STORY:ヤマト醤油味噌 山本耕平氏―お互いに本気で向き合ったことで生まれた変化―

協働日本で生まれた協働事例をご紹介する「STORY」企画がスタート。
「STORY」は、プロジェクトに取り組むパートナー企業の方と、プロジェクトに参画する協働プロをそれぞれお招きし、協働日本がどのようにプロジェクトを推進しているのか、対談形式のインタビューで聞いていきます。

今回は(株)ヤマト醤油味噌の山本耕平氏と、同プロジェクトに参画している協働プロの宮田美沙紀氏にお越しいただきました。

両社は現在、新ブランド「まごはやさしいこ」食材シリーズの商品開発で協働しており、事業開発・マーケティング・食プロデュースの各協働プロからなるプロジェクトチームを結成しています。協働プロの宮田氏は、食プロデュースのプロとして同チームに参画しています。

お二人それぞれから、協働プロジェクトに取り組んだ感想や、今後の想いを語って頂きました。また、これまでも複業人材との様々な取り組みを実現してきた山本氏の視点から、協働プロの強さについてもお話しいただきました。

(取材・文=郡司弘明)

Web会議サービス(Zoom)を用いて山本氏、宮田氏へインタビューを行いました。(郡司弘明)

本気で語り合えるようなパートナーを探していた

ーーお二人とも本日はよろしくお願いします。先日は新たな食材ブランド「まごはやさしいこ」の販売開始おめでとうございます。毎日の食を通して腸内環境を整える、昔ながらの知恵がつまった食材ブランドとお聞きしています。反響が楽しみですね。

宮田美沙紀氏(以下、宮田):今日はよろしくお願いします。

山本耕平氏(以下、山本):よろしくお願いします。「まごはやさしいこ」のご紹介もありがとうございます。おかげさまで2021年8月に販売を開始することができました。

新たな食材ブランド「まごはやさしいこ」

ーーまずは山本さんにご質問です。協働日本と取り組むきっかけについてお聞きしてもよろしいでしょうか?

山本:はじめは地元金沢の企業からの紹介でした。その企業とは合同で研修事業を進めていたのですが、そこで協働プロの方々をご紹介いただきました。研修事業の中では、協働プロの方がファシリテーターとしてリードしてくださっていたのですが、本当に優秀な方々だなと思い、いつか仕事もご一緒できたらいいなと思っていました。

折しも、新型コロナウィルス感染が世界中で広がり、当店もやむなく休業する時期を経験しています。それでもヤマト醤油味噌が実現したいのは、発酵食で健康のお役に立つという世界です。今だからこそ、これまで温めてきた事業のアイデアを形にするときだと思ったんです。

そのときに本気で語り合えるようなパートナーが居ればと思いました。事業構築やマーケティングの第一線で活躍する協働プロの方々ならと大いに期待して、代表の村松さんに相談させていただいたんです。

ーーなるほど。ヤマト醤油味噌さんはこれまで、このような外部人材との協働、共創の事例はあったのでしょうか?

山本:はい、過去にも色々な取り組みを進めてきました。自社のプロジェクトに外部の方が入っていただくこと自体、以前からとても興味がありました。

数年前には学生インターンを半年間ほど受け入れたこともあります。インターン中には、お味噌汁や糀を使ったスープなど、自由な発想で新商品の開発にチャレンジしてもらいました。CEOをもじった「汁EO」を任命したりしながら、とても充実した取り組みになりましたね。

その他にも、10年近く前に金沢美術工芸大学の学生さんたちと商品のパッケージデザインを考えるワークショップも開催したことがあり、学生さんにとっても我々にとっても学びになりました。

そういった外部から刺激をいただくと、新しい視点や気づきを得られる実感は持っていたので、今回のような協働日本を通じた都市人材との協働自体、抵抗はありませんでしたね。

ーー面白い取り組みですね!それだけに、協働プロへの期待も大きかったと思いますが、実際に協働日本とのプロジェクトがスタートしてみていかがでしたか。

山本:まさに期待通りでした。みなさん他の企業にも勤めている複業人材ながら、限られた時間の中で成果にコミットしていただきました。

パラレルにいくつものプロジェクトに関わりながら、それぞれにしっかりと成果を出す働き方は、誰もが出来る働き方ではないですよね。その点でも協働プロの皆さんを信頼しています。

料理をするひとの意識や目線を大切にしたい

ーー宮田さんにもお話を伺います。今回、ヤマト醤油味噌さんとのプロジェクトに参画する中で、どのようなスキルや強みを発揮していますか?

宮田:よろしくお願いします。これまでのキャリアをお話すると、大学卒業と共に管理栄養士の資格を取得して、まず食品メーカーに勤務しました。その後、飲食店をプロデュースする仕事を経て、現在ではフードスタイリストとして活動しています。

商品、特に料理や食材をどのように魅せるのかについて一貫してスキルを磨いてきました。これまでの経験も含めて、その強みをプロジェクトの中では活かせているのかなと思います。

ーー山本さんから見て、宮田さんとお仕事をされて印象的だったことなどはありますか?

山本:宮田さんには、商品ブランドのコンセプトが固まったタイミングでプロジェクトに加わっていただいたのですが、商品開発に関わる提案だけでなく、商品の使い方提案や、女性の視点からの伝え方など、幅広く提案をいただいて大変助かりました。

宮田:料理をするひとの意識や目線から、ご提案をさせていただきました。自分自身、毎日料理をしますし、色々な食材に触れているので、そういった視点から議論を活性化させたいと思っていました。

料理を毎日する方がイメージするのは、単品でどうこうというよりも、まずは「献立」のイメージ。開発中の新商品を、どうやって食卓に登場する献立に落とし込んでいくのかを考えました。

山本:宮田さんは、商品コンセプトという抽象度が高い議論が多い中で、まずは手を動かして、「一週間の献立」という形で提案してくださった。それによって、メンバー間でお客様の製品活用イメージがぐっと言語化できた。いい仕事だったなと、今でも覚えています。

宮田:ありがとうございます!

ーー宮田さんにも質問です。山本さんと協働させていただきいかがでしたか?印象に残っていることをお聞かせください。

宮田:私自身も多くのことを学ばせていただき、プロジェクトをご一緒できて本当に良かったなと思います。

印象的なことですと、ご一緒させていただく中で、山本さんはとても自社愛が強い方だと思いました。商品だけではなく、お客様や従業員の方を本当によく観察されていて、お客様のニーズをしっかりと捉えていらっしゃると感じました。ヤマト糀部のような、お客様との協働的なお取り組みもお聞きし、我々も本当に素敵な企業をご支援させていただいているなと感じました。

なぜそれをヤマト醤油味噌がやるのか、とことん向き合い続けた

ーー今度は山本さんに質問です。新食材ブランド「まごはやさしいこ」の商品開発にあたって、このように協働日本が関わらせていただいたことで生まれた変化や、気付きがあれば教えてください。

山本:一番はじめの打ち合わせが始まるときに、何をやりたいかは明確で、商品ラインナップのアイデアもあったくらいです。具体的に「何」から発売して、「どうやって」販売するか?という WhatやHowからディスカッションを始めると思っていました。しかし、協働プロの方から「なぜそれをヤマト醤油味噌がやるのか」というWhyを問われたんです。

外部の方から見たときに、そのWhyが明確に言語化されていないことに気が付きました。

そこから協働プロの皆さんと徹底的に議論し、Whyを深堀りしました。Whyが言語化できてからも、インタビューやアンケート調査を行いながら、お客様のためにお役に立てるコンセプトを徹底的に磨き上げました。まさに伴走支援で、結果的に何か月にもわたる議論でしたが、途中で止まるわけにはいかないと走り切れました(笑)

「まごはやさしいこ」は、主菜となるおかずのシリーズであれば、下ごしらえ済みで、しかも糀で下味がついているので、ご家族のどなたも美味しく召し上がれます。腸内環境を整えるためにヤマト醤油味噌がオススメする「一汁一菜に一糀」のライフスタイルを手間なく実現できるのです。

ヤマト醤油味噌の食材ブランド「まごはやさしいこ」についてはこちら

ーー徹底的にその事業の根っこを掘り下げていったということですね。

山本:そうですね。どんなお客様が、どんな理由で商品を手に取っていただけるのか。そして、そのお客様は普段どんな生活をしていて、「まごはやさしいこ」はどんな価値をその方に提供できるのか。とことん掘り下げて考えていきました。

単にプロモーションや、販売戦略のアドバイスをいただくだけならもっと話はシンプルだったと思うんです。でも協働日本の協働プロは、我々ヤマト醤油味噌が今後も継続的に、次の事業を作れるように、その考え方や「型」のようなものもインストールしてくださったなと感じています。

正解がすぐ欲しい!という方には合わないかもしれません。しかし、事業を作れる力をしっかり身に着けたい、自分たちだけでも新しい事業の戦略を描けるようになりたい、という経営者の方には、協働日本との協働をぜひお勧めしたいです。

ーーそう言っていただけると協働プロも嬉しいと思います。ありがとうございます。

情熱あるビジネスパーソンの活躍の場はどんどん広がっていく

ーーそれでは最後に、お二人へ質問です。これから協働日本、そして協働日本のような地域との協働の取り組みはどうなっていくと思いますか?

宮田:きっとこれからもこういった出会いや繋がりは全国で広がっていくと思います。企業で勤めているにこそ、もっとこういった協働プロジェクトに加わって欲しいと思います。

これは私も感じていることでもあるのですが、ずっと会社の中にいてはなかなか得られないような新鮮な体験が出来ますし、一緒に取り組むメンバーからも様々な学びや気づきも得られています。お取り組みさせていただいているヤマト醤油味噌さんからもいつも学ばせていただいています。やりがいと成長を日々、得られる環境だと感じています。

自身の経験やスキルを活かして、地域に貢献したい気持ちがある方には是非、こういった取り組みへの参加を勧めていきたいですね。

山本:これからもどんどん、パラレルに仕事をする「複業」といった働き方は広がっていくと思います。一方で厳しい言い方をすると、これは誰もが出来る働き方じゃないとも感じています。

時には打ち合わせが、朝早くや夜に行われることもありますし、限られた時間の中で結果にコミットするような働き方が求められます。つまりは、プロ意識が一人ひとりに必要ですよね。一緒に取り組んでいる協働プロの皆さんを信頼しているのは、彼らのその熱意や情熱の部分も大きいです。

だからこそ、そういった情熱を持っているビジネスパーソンに対しては、採用・雇用する企業側も制度を整えていくような気がしますね。そういった人材はどんな企業でも引っ張りだこでしょうから。そういった人材の幅広い活躍は、企業もPRしたくなるのではないでしょうか。

こういった時代の中で、信頼できるつながりが生まれたことに感謝しています。私ももっといろいろな会社を知りたいと思いました。協働日本との出会いも、友人からの紹介だったように、私もこういった取り組みを周囲にお勧めしていきたいと思います。

ーーメッセージありがとうございます!想いある地域の企業と、情熱を持ったビジネスパーソンとの出会いの場を、協働日本としても生み出していきたいです。インタビューへのご協力ありがとうございました。

宮田:本日は、ありがとうございました!

山本:こちらこそ。ありがとうございました!

山本 耕平 Kohei Yamamoto

(株)ヤマト醤油味噌 営業部 部長

大学卒業後(2008年)、富永貿易株式会社に入社しBtoB営業を担当。

家業である株式会社ヤマト醤油味噌に2009年から入社し、製造部で甘酒の仕込みやドレッシング、だし入り味噌などを製造。2010年より同社営業部に異動し、以来一貫して営業部門で、BtoB営業担当として甘酒や基礎調味料の卸売に取り組む。2016年より同社貿易部で海外BtoB営業を担当し、国内外の展示会や商談を通して販路開拓を行った。2020年より同社BtoC部長としてWEBと直営店舗、ダイレクトマーケティングを担当。

宮田 美沙紀 Misaki Miyata

フードスタイリスト

大学で栄養学を専攻、卒業と同時に管理栄養士国家資格を取得。

オハヨー乳業株式会社に入社し、プリンやゼリー等のデザート部門の商品企画とマーケティング業務を担当。その後、まちづくりに繋がる事業の企画・設計・運営を手がけるUDS株式会社に転職。角川食堂(株式会社KADOKAWAの社員食堂 兼 まちに開いたレストラン)の企画と立ち上げを経験。2021年よりフードスタイリストとして広告やCM、書籍等の撮影用料理の演出に携わるほか、レシピ開発を行う。

宮田美沙紀氏も参画する、協働日本事業については こちら

NEWS:協働日本でご支援先のヤマト醤油味噌さまから新たな食材ブランド「まごはやさしいこ」シリーズ発売

金沢発・創業110年のヤマト醤油味噌が届ける新たな食材ブランド「まごはやさしいこ」が発売開始

金沢で発酵食メーカーとして味噌・醤油・甘酒・魚醤などの製造を手がける㈱ヤマト醤油味噌さまより、毎日の食を通して腸内環境を整える、昔ながらの知恵がつまった食材ブランド「まごはやさしいこ」シリーズが、2021年8月3日(火)より販売されます。

「まごはやさしいこ」公式ホームページ

㈱ヤマト醤油味噌さまと㈱株式会社協働日本は、事業開発・マーケティング・食プロデュースの分野で協働のお取り組みを進めてまいりました。今後も、「まごはやさしいこ」食材シリーズにおいて、都市で働く親の気持ちをとらえた、顧客視点の商品開発を目指します。

金沢発・創業110年のヤマト醤油味噌が届ける食材ブランド「まごはやさしいこ」8月3日(火)より販売開始!|株式会社ヤマト醤油味噌のプレスリリース

「まごはやさしいこ」は、㈱ヤマト醤油味噌さまが長年培ってきた発酵食の知見を活かして開発された、家庭で調理しやすい食材シリーズです。シリーズ名の由来は、おすすめしたい食材8種の頭文字となっています。忙しい毎日でもお子様に健康に良いものを食べさせてあげたい方に特におすすめです。

協働日本の協働プロと取り組みについて、㈱ヤマト醤油味噌さまのニュースリリースの中で取り上げていただきました。協働日本はこれからも「協働を通じて、地域の活性化と働く人の活性化を実現する」をミッションとし、このように想い溢れる地域企業の皆様をご支援してまいります。こういった協働取り組みにご興味をお持ちになった地域企業の皆様はぜひ、弊社までお問い合わせください。

また、本プロジェクトでも協働させていただいております協働プロのインタビュー記事「VOICE」も以下からご覧いただけます。あわせてご覧ください。

VOICE:協働日本CSO 藤村昌平氏 ―「事業づくり」と「人づくり」の両輪―
VOICE:協働日本CMO 若山幹晴氏 ―マーケティングの力で地域の魅力を後世に残す―

協働日本事業の詳細ついては こちら